
施設の概要
高岡広域エコ・クリーンセンターは、平成26年10月より稼働し、高岡市、氷見市、小矢部市の燃やせるごみを処理しています。
焼却施設としては、全連続燃焼式ストーカ炉で、1日当たり85トンの処理能力を有する炉が3炉あり、1日で最大255トンのごみを燃やすことができます。
また、ごみ焼却に伴って発生する熱エネルギーを活用し、最大4,600キロワットの発電能力を有し、施設全体の電気を賄うと同時に、余剰電力は電力会社への売電や、冬季間における施設内道路の一部でロードヒーティングを行うなど、エネルギーの有効利用が図られています。
施設の特徴
環境にやさしい施設
最新鋭の高温空気燃焼技術を備えたストーカ式焼却炉により、焼却によって発生する有害物質の発生を抑制し、また、高度な排ガス処理により有害物質を除去します。
さらに、プラント排水は全て工場内で再利用し、施設の外には排出しないシステムを採用し、周辺環境に配慮した施設としています。
安全・安心な施設
施設内の各設備の運転は、コンピュータを用いた制御装置で自動化するとともに、中央制御室にて24時間集中制御・監視を行っています。
また、停電に備えて無停電電源装置や非常用発電機を設置しており、停電時でも設備を安全に停止できる施設としています。
資源を有効活用する施設
ごみの焼却により発生した熱エネルギーを有効利用するために、ボイラと蒸気タービン発電機を設置し、施設内への給湯、構内道路のロードヒーティングや発電を行っています。
発電した電力は施設内で利用するほか、余剰電力は電力会社へ送られ、各利用先へ供給されます。
また、施設内の雨水を貯留して、植栽散水に利用するなど、積極的に資源の有効利用を行う施設としています。