高岡地区広域圏事務組合の組織
高岡地区広域圏事務組合は、責任の所在を明確にするため、地方公共団体の長に相当する管理者としての理事会、議会、監査委員など固有の機関を設け組織運営を行っています。各機関は、地方自治法の規定に基づき、高岡市、氷見市、小矢部市の長や職員が兼ねています。
理事会
理事会は、合議により組合事務の管理と執行に関し意思決定・表示を行う機関です。理事会の構成員である理事は、高岡市・氷見市・小矢部市の各市長が兼ねており、理事会を代表する理事長には高岡市長が就任しています。組合の外部には、理事長名で意思表示を行います。
議会
議会は、組合予算の議決・条例の議決などを通じて、組合の運営全般に渡る方針を決定する機関です。各市議会と同様の機関ですが、議会の権限は、組合の共同処理する事務に限定されています。
議会の議員は、高岡市、氷見市、小矢部市の各市議会議員が兼ねています。
監査委員
監査委員は、監察的見地から組合の財務に関する事務の執行を検査し、公正かつ効率的な財務会計事務の処理を指導する機関です。
監査委員には、財務管理について優れた識見を有する者と組合議員が就任しています。
幹事会
幹事会は、組合の意思決定を行う前に予備的・事前的審査手続きとして、理事会の審査に付すべき事項を協議するため、理事会に設けた機関です。
幹事には、高岡市、氷見市、小矢部市の副市長が就任しています。
会計管理者
会計管理者は、組合の会計事務の適正な執行を確保するため、理事会から職務上独立した権限により現金などの受け入れ払い出しを行う、会計事務の執行について組合を代表する機関です。
会計管理者には、高岡市の会計管理者が就任しています。会計管理者の下には、管理者を補助する機関として会計課を設け、会計課の職員を高岡市会計課職員が兼ねています。
事務局
事務局は、理事会の行う組合の意思決定・表示を内部的に補助する機関です。理事会が組合事務の意思決定・表示全てを行うことは非効率である為、内部的には事務局が意思決定を行います。
事務局の構成は、総務課、高岡広域エコ・クリーンセンター、環境分析センターから成っており、事務局長と各所属職員で組合事務を担当します。
(1)総務課
総務課は、主に次の事務を担当します。
- ア 組合議会、監査に関すること。
- イ 組合の予算、決算に関すること。
- ウ 組合の条例、規則に関すること。
- エ 組合職員の人事、給与に関すること。
- オ 組合が締結する契約の入札に関すること。
- カ ソフト事業の実施に関すること。
(2)高岡広域エコ・クリーンセンター
高岡広域エコ・クリーンセンターは、主に次の事務を担当します。
- ア 高岡広域エコ・クリーンセンターの設置、整備、調整に関すること。
- イ 高岡広域エコ・クリーンセンター周辺環境の調査、保全に関すること。
- ウ 高岡市・氷見市・小矢部市の廃棄物の搬入受入れ計画、処理計画に関すること。
- エ 高岡市・氷見市・小矢部市の廃棄物の搬入の受付、計量、投入に関すること。
- オ 高岡市・氷見市・小矢部市が収集する燃やせるごみの手数料の徴収に関すること。
(3)環境分析センター
- ア 高岡市・氷見市・小矢部市が採取した公害試料の分析に関すること。
- イ 高岡広域エコ・クリーンセンターの検体分析に関すること。